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2015年5月28日木曜日

個人的な思い出を一つ

少し前に手に入った写真集がある。


ちょっと光って見えにくのですが「尾崎豊 十代の真実」

93年6月発行という事は、彼が亡くなって1年後に出された写真集になる。

尾崎とは、それからさかのぼる事約10年。「街の風景」を初めて聞いた時からのつきあいになる。

当時、中高生の気持ちを代弁している歌詞に共感したのは僕だけではないでしょう。

ファンだったけど、ライブで直接本人を見たのは1回だけ。

この写真集見ているうちに、その1回の事を思い出していた。

僕は上京するまで熊本に住んでいた。

その熊本で、僕が高校2年か3年の時に、阿蘇山のふもとで、今の野外フェスのはしりともいえる大規模の野外ライブ「BEAT CHILD」が開催された。

集まった観客8万人。(笑)それもそのはず。

参加した主なアーティストは、THE BLUE HEARTS・RED WARRIORS ・HOUND DOG・THE STREET SLIDERS・佐野元春・渡辺美里・BOØWY・etc・・・。

その中に尾崎豊も名を連ねていた。

最近このライブの映画が上映されたのだが、その中では、土砂降りの雨の中、雨に負けない観客の様子が撮影されていた。

しかし、それはあくまでステージに近いお客さんのみ。

ほとんどのお客さんは、野外の急斜面の中、上空から降る激しい雨と斜面の上部から流れてくる泥水に座ることもできずに、ただ立ち尽くしながら震えている地獄のような状況が、あちらこちらで見られ、これだけ豪華なアーティストが出ているにも関わらず、とくに目的以外のアーティストの出番のときは、ただ立ちつくし、時間が過ぎるのを待っているような感じだった。

うすい記憶ではあるが、途中のレッドウォーリアーズと最後の佐野元春以外、ず~っと雨、しかも豪雨だったような気がする。

もちろん尾崎の出番のときも土砂降り。

いっしょに行った友達の多くは、BOØWYを見に来た人ばかり。

尾崎のファンは自分だけ。

だから、自分の周りでこぶしを振り上げているのは数える程度。

そんな中でも「おざき~!」と絶叫してると、周りに人が集まってきて、自分の周りでちょっとした盛り上がりができたのがうれしかった。

今でも彼がタンクトップとジーパンで、びしょ濡れになりながら歌っているのが忘れられない。

それから数年後、護国寺でお別れするとき、「一生忘れません。」と約束したことは、今もちゃんと守っています。


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2015年5月27日水曜日

少し前の写真集。

最近の仕入れで、1冊の写真集がまじってた。

それがこれ。


故 可愛かずみさんの写真集 「かわいい、カニ座の女の子。」

昭和のアイドル全開のネーミング。(笑)

ウィキによると1964年生まれという事で、私より少し年上。

デビュー当時に、にっかつロマンポルノに出てた事はなんとなく知っていたと思うのだが、

どちらかというと晩年の「バラエティーにも出てる実力派のお姉さん的な女優さん」みたいなイメージが強い。

残念ながら自ら命を絶つことになってしまったのが、1997年。

大ファンというわけではなかったのだが、好きな女優さんだっただけにそこそこショックだったのは覚えている。

それから20年の月日が流れても、彼女の写真集は大人気。

きっと、思い出の中で、彼女が生き続けている人がたくさんおられる証拠なのでしょう。

このように少し前の写真集となると、簡単に書店に並んでいる事はなかなかありませんので、

苦労して探し求めたお客様から感謝のお言葉をいただくことがよくあります。

この点は、古本屋冥利に尽きるというところではございますが、

お客様の手にお届けする前に、だれよりも私が思い出に浸っておることが多々ございます。

そこらへんは、お客様にはナイショです。


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2015年5月21日木曜日

今は昔

仕入れた古本を検品する際に、いつごろ発行したものかを確認するのは、商品を販売するときのセールスになるので怠ってはいけないところ。

そして、内容を確認して、「OO年前はこうだったんだ~」と、一人で感心することが、この商売多々あります。

最近もこんなことが・・・・・。

検品していた商品はこれ、

少年隊 91年ツアーパンフ

少年隊がデビューしたのが1985年

その翌年の1986年から2008年まで続いたツアー「PLAYZONE」の91年のパンフレット。

少年隊だけではなく、ジャニーズの若手やゲストを招いた、ミュージカルといったほうがいいのでしょうか。

2009年以降は事務所の後輩が受け継いで、「PLAYZONE」は継続しているとのこと。

91年といえば、今から24年前。

私は何をしていたっけか?

間違いなく、古本屋になるとは思っていなかった。(笑)

24年前と今との違い。


ニッキの髪の密度(ファンの方ゴメンなさい。)

そして、


TOKIOに長瀬君がいない。

長瀬君がTOKIOに正式に加入するのは1994年

それまでは、小島啓さんがメインボーカル兼リードギターだったとのこと。

正直、これを見て調べるまでは自分も知りませんでした。(あまり興味なかったし・・・。)

しかしながら、変わらないことがあります。

それは、「少年隊もTOKIOも今も第一線で活躍している事」ではないでしょうか。

芸能界のことはよくわかりませんが、ニーズがないと消えて行ってしまう世界だということは外から見ていてもよくわかります。

大変な努力をして、今の活躍があるのだろうと、勝手に思ってしまう次第です。

特に、城島さんと自分は同い年。

「俺もがんばろ・・・。」

そう思いながら、検品を続けております。




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2015年5月20日水曜日

ここ最近の業務

ココ何日か本の検品、登録に追われている。

先日の古書組合の市場で、「ま、これも一応入れておこう。あっ、これも保険で入れておこう。」と、調子に乗って入札したものがことごとく落札。

「買いすぎた~。」とぼやいていると、「買いすぎて悩むなんて、古本屋さんになってきたね。」と、諸先輩の皆様に声をかけていただき、やばいなと思いつつも、顔はにやけていたりする。

金曜日の市場で購入した荷物を車から降ろしていなかったという致命的なミスを犯してしまい、
積み込み前から半分は埋まっている状態。

取り合えず、乗せられるものを乗せてしまい、のらない荷物は組合のロッカーに放り込んで帰宅の途へ。

道中、急発進の度に「ガサガサ」と荷物が崩れ、ブレーキの度に座席の背もたれに何かぶつかってくる。

そして家の駐車場について、荷台を開けたのがこの状態。


車のサスペンションは沈みきっており、チョロQみたいになっている。

問題は、この荷物を何とかしないと、お客様のところに買取にもいけないし、新たに市場での購入もできないのです。

こころを無にして、面白い本があってても、黙々と仕事をこなすマシーンとなれば、仕事も売り上げもガンガン上がるとは思うのだけれども、そうは問屋が卸さない。

自分の場合、仕入に関しては、自分が興味があって、売れそうと思うものを仕入れている。

言い換えれば、大量の面白そうな書籍が目の前にあるのだから、読まないわけながない。

しかし、読んでしまうとこの荷物がなくならない。

「読みたい本が目の前にあるのに、読めない。読めるのに、読まない。」

M男の気持ちはわからんが、こんな感じなのかもしれません・・・・・・。



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2015年5月14日木曜日

こんなパターンもあります。

こんなパターンもあります。
アニメージュ増刊  ロマンアルバム11 さらば宇宙戦艦ヤマト

昭和53年9月発行で今から35~6年前のアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の雑誌

実はこの雑誌、開いていくと古本屋的にはうれしくなる展開が訪れる。

表紙をめくると、1ページ目ブロマイド

 「ふむふむ・・」

2ページ目、ブロマイド。


 「土方艦長しぶいな~。ふむふむ」

3ページ目、シールセット。


「結構、こってんるな~。おっ、全部そろってる。よしよし」

そして問題の4ページ目、シールセットからの~





















「ジュリ~~!!」(笑)

今も昔も沢田研二は大人気。

オークションでもジュリーの商品は高額で取引されています。

この本は、そんなに珍しい物ではありませんので、高額になる事はありませんが、

それでも、古本屋さんはジュリーに出会うとにやけてしまいます。(一部の人ですが・・・)

願わくば、今の「嵐」の人気が30年続いてくれて、30年後に、寺内貫太郎に出ていた樹木希林のごとく、「あ~ら~し~」と言っている古本屋のじじいになりたいと思っております。


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2015年5月13日水曜日

最近のテレビ

今日は、本とは全く関係ない話を一つ。

僕の家では、僕がパソコンで向かって仕事をしていることが多いので、

テレビのチャンネルに関しては、うちのかみさんがおさえていることが多い。

そして、いまさらながら「韓流ドラマ」が良く流れている。

最初のころは、「そんなドラマどこが面白いんだろう?」と思っていたが、

韓流スターの皆様のタレント本もいろいろ発売されており、「勉強」のつもりで見ていたのだが、

何のことはない、自分も一度見始めるとその先が気になって、ドラマによっては結局はまってしまう始末。

「そんな事ね~だろ!」とか「ありえね~!」とかつっこみながらはまっていくのである。

日本のドラマの場合、そんなに「ありえね~」とかつっこみながら展開していくドラマは少ない。

恐らくフィクションでありながらもリアリティーを追及するのが日本のドラマの作り方で、

1クール11~12話で終わる物語では、現実離れの物語はどうしても強引な展開になってしまい、物語に入っていけなくなってしまうからなのではないだろうか。

昔、吉田栄作主演のドラマ「もう誰も愛さない」では、さんざんつっこんだ覚えはあるが(笑)、「ジェットコースタードラマ」と揶揄されたのも、結局は強引な展開になってしまったからにほかならないのでしょう。

一方韓流ドラマの場合、現実離れの展開はあるにしても、1本のドラマが12回で終わることはあまりないようだ。(視聴率が最悪の場合を除けば。)

今、かみさんが見ているドラマも全81話でオリジナルは全122回。

現実離れな展開になっても、回数を重ねると何とかなるんです。これが。

だから、おもしろいんだろうな~と思ってしまう次第。


最近の「嫌韓」の雰囲気で、韓流の放送が減ったなんて声が聞こえますが、そんなことはないようだ。

今日の時点で、視聴可能な放送がこれだけある。韓国ドラマ放送最新情報

我が家のチャンネルは、今しばらく韓流スターの皆様でにぎわいそうです。

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2015年5月12日火曜日

勉強の日々

昨日は、僕が所属する神奈川県古書組合の市場、良書市が開催された。

通常、神奈川県古書組合では週に2回のペースで市場を開催していて、

良書市はその中でも良品が集まる市となっており、月1回のペースで開催されている。

当然単価も通常よりは高くなり、品物も普段より集まる。

ここで、そもそも「市場とはなんぞや?」という方に簡単な説明を(ざっくりですが)。

古書組合とは、神奈川県の古本屋さんの集まりです。簡単に言うと。

神奈川県古書籍商業協同組合の場合、百数十の古本屋さんの集まりで、横浜市神奈川区に組合の会館がある。

その会館で週に2回行われている「交換会」を、市場と呼んでます。

一言で古本屋と言ってもいろいろ。

実際に店舗を構えている方がいれば、僕のようにネット専業の古本屋もいる。

店舗を構えていても、床面積が大きいところもあれば、小さいところも。

マンガや最近の単行本をたくさん並べているところもあれば、文学物たくさん扱っていて年代も昭和やその前の物を扱ってるお店もあったりする。

たとえば、僕のように小さなネット専業の店舗のところに大量の買取の依頼があったらどうします。

事務所兼自宅に置けるようなスペースはもうない。

そのたびに倉庫を借りるのもありだろうが、毎回そんな事やってらんないでしょ。

倉庫に入んなきゃまた倉庫を借りないといけないし。

そんな時に、僕たちは、余剰の品物は古書市場の交換会に出品するのです。

最近の本が強いお店に、明治大正の本があってもさばくのに時間がかかる。

古書市場に出品すれば、明治大正の本が得意なお店が買い取ってくれるわけです。

余剰の物を出品して、ほしい物を仕入れる。

これが「交換会」市場の仕組みです。(ざっくりですが・・・。)

僕の場合、古本屋を初めて日が浅いという事もあり、お客様からの買取がまだまだ弱い。

そうなるとこの市場からの仕入が重要になってくる。

でもよく考えてみて。

お客様から買取ったもので、簡単に自分で売れて、高額になる物を市場に出すでしょうか?

そんなお人よしの古本屋さんはまずいません。(笑)

自分のところでは、売りずらい・売れない・量が多い・こまごまして面倒・・・などの品物が市場に出るのです。

僕は市場で仕入れる場合は、こまごまして面倒であろうものを好んで仕入れている。

理由は2つ。

面倒くさそうなものだとライバルが少ない。(笑)

もう1つは、こまごま入っていると各々調べることになるから、多少時間はかかるけど知識の積み重ねに役立つ(と勝手に思っている)から。

昨日の市場でも、あまり他の人が手を付けていない同人誌にチャレンジしてみた。

自慢じゃないが、一回も読んだこともない分野。

持ち帰り、かみさんに「いや~、同人誌買ってきたんだけど全然わからん分野だわ。」と話すと、
ちらっと見て、「あ~ やおい だね。」とのお言葉。

「やおい」なんて、聞いたことのない単語。

矢追純一なら知っているが、当然違う意味だろう。

「あ~。そうそう。やおい」なんて話しながら、ウィキペディアで調べ始めたのは、言うまでもない。

毎日が勉強です。

私の望みはもっとずっと高いわ!その為には例えどんなことだってするわ! By オスカル

ブログの内容と画像は一切関係ございません。(笑)


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2015年5月10日日曜日

本日の業務

最近ブログの更新をさぼっていましたが、

特に理由もなく、毎日コツコツ出品を行っております。

市場での購入をなるべく余剰が出ないようにして在庫の整理に努めているので、

部屋の中の在庫がだいぶ整理できてきた。

残念ながら、品物がバンバン売れてものがなくなったわけではない。

未入力だったものを入力して整理されていっただけの事。

整理されて、品物が部屋に入りきらなくなったら倉庫の契約を考えねば・・・。

今回、未入力分の中にこんなものを見つけた。

 ブラザー編み機の取説。昭和42年発行

半自動であみものをしてくれる優れものの機械。

ここらの、40年台のものは意外と人気がある。

さすがにこの編み機のカタログは販売したことはないのだが、

これくらいの年代の自動車のカタログや、模型のカタログなどは意外と人気。

レトロ感がたまんなかったり、古き良き時代を思い出したりということなのだろう。

この取説も開いていくと、こんな人形写真が何体か出てくる。


これが意外とかわいい。

最近の人形の雑誌で人気のある本があるのだが、意外と通じる所があるのかも。
この時代のものは、ものすごく古いというわけではないので、保管している状況によっては

意外と残っていたりするのですが、案外簡単に捨てられてしまいます。

古本屋としては、「こんなの売れるの?」というものを捨てる前にご連絡いただければありがたいのです・・・。

私も売れると信じて全力で買わせていただきます。

そして、在庫がたまっていくのは間違いないのですがねフフフ・・・。



世の中にこんなバカが一人ぐらいいてもいいんじゃないでしょうか。  by 野比のび太







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2015年5月6日水曜日

焦りと不安

古書店として独立して、だいぶたったような気がするのだけれども、

実は前職の社長様のご厚意に甘えて、前の会社に籍を残したまま古書店を開業し、

正式に退社したのはつい最近の3月末日。

そう、実は正式に独立してまだ1か月しかたってない!

この数か月、古書店の経営について自分なりに考えながらやってきたつもり。

このブログにしたってそうだし、チラシを作ったりしたのもそう。

古書組合での仕入れにしてもそうだし、オークションサイトでの販売方法にしてもそう。

自分なりに考えた事を実践している。

しかし、その”自分なり”は正しいのだろうか。

正しい方向に向かっていればいいのだけれど、180度違う方に向かってはいないだろうか?

時々、ほんとに不安になる。

教えてくれる人はいないし、経験もない。

前にも書いたかどうか忘れてしまったけど、僕は建設業からの脱サラしてこの業界に飛び込んだ。

だから、物販の事に関しては経験など皆無なのです。

ましてや、経営の事なんて。。。

諸先輩の本を読んで勉強したとしても、その当時と今とでは状況も違うし、ましてや同じことはたぶん起こらない。・・・・たぶんネ。

経験のない業界に飛び込んだら、やはり走り出すまで時間がかかるのです。

今は、「頑張ろう!」と夜の運動場で走り出しては見たものの、真っ暗の中、おっかなびっくり様子を見ながらゆっくり走っている状態なのでしょう。

でも、ゆっくり走っている場合ではないのです。

真っ暗の中でも、「お父さんがんばって!」という声がするんですから。

ここは一つ、「フォース」を信じて突っ走ります。



やってみる、ではない。やるのだ。試しなどいらん
by マスター・ヨーダ








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2015年5月5日火曜日

昔の問題集

職業柄戦前の書籍を扱うことが良くあるのですが、落丁、水濡れ、破れ、書き込みなどのチェックは行うのだけれども、内容については案外よく見ていなかったりする。

今日、たまたま当時の小学校の問題集を検品していたので、内容についてもチェックしてみた。

チェックした書籍がこれ、


尋常3年の算術と国語 昭和5年発行

調べてみたところ、昭和5年の小学校教育はすでに6年生をとっており、現在の小学校3年生と
ほぼ同じ年齢。

そして、算数の1ページを見たのがこれ、

・・・・なんか、3年にしてはむずかしくね~かコレ。

じゃ、今の小学3年はどうなのかというと、一般的な問題がこれ、


文字通り、「桁がちがう」のです。

当時教えていたことに関して、このことだけを見て、戦前の教育が今より優れていたという風には思いませんが、

今教えていることが、当時より優れているとは必ずしも言えないんでしょうね~。

「ゆとり教育じゃなかったころは、どうだったんだろ。」つまり、昭和40年代生まれの僕らの世代。

古書市場にそれくらいの年代の物が出たら、落札していろんな年代で比べてみたい。

古本屋として、新たな興味を持たせてくれた1冊でした。




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2015年5月3日日曜日

神奈川古書会館展

今日は連休中という事もあり、全国各所で古書の販売会が行われた様子。

他の同業者の方のツイートからの情報ですが、不忍一箱古本市(東京不忍通り)、第5回アート+骨董マーケット(横浜吉田町)、蔵の街古本まつり(栃木市)、京都古書研究会 春の古書大即売会 、名古屋古書会館オールデイズクラブ 古書即売会、

他にもいろいろなところで古本の販売会が行われておりました。

そして、私が所属する神奈川県古書組合も古書会館展を開催しており、本日お邪魔してきた次第。

古書組合が開催する会館展は、いくつかの古書店が集まり開催しております。

当然得意の分野もバラバラで、棚ごとにそのお店の特徴があって非常に面白いのです。

このようにお店が集まって本の販売を行うことを、業界では「催事」というのですが、私は今のところ催事を行っておりません。

現在は、ネット専門の古書店の営業をさせていただいているのですが、これは別の言い方をすると「実際の店舗で販売するだけの量の本を抱えていない店舗」でもあるのです。

しかも、ネット専門の場合、お客様との直接の会話は皆無です。

ある程度在庫がそろってきたら、是非催事に参加させていただいて、お客様と会話しながら古本の販売をしてみたいと思っている次第です。

という事で、今日はお客として、他の古書店の皆様の棚を見させていただきました。

完全に趣味に走りまして、何冊か購入することに。

こんな本や、

こんな本


が、あちらこちらに。

価格もリーズナブルなものから、正直手が出ないものまで多数出展しておりました。

おそらくこんな本はブックオフには売っていませんし、買ってもくれません。(笑)

催事ではいろいろと面白い本が売っていますので、本好きの方や、レトロなものが好きな方にはたまんないと思いますよ。

神奈川県古書組合では定期的に催事を行っております。

そこらへんの情報もブログにあげていきますんで、よろしくお願いいたします。


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2015年5月2日土曜日

最初の一冊

この業界に入るきっかけになったのが、父親の蔵書の処分をすることだったのだけれども、

ほとんど何もわからない状態でインターネットで古本を売り始めて、

「ホントに売れるのかな?」と思っていたら、あっさり1冊目が売れてしまった事を覚えています。

初めて売れたときの感動・・・・・・・正直忘れちゃいました。(笑)

でも、うれしかったのは間違いありません。

そして、その時に売れた本がこれ、

写真が残ってなかったんでアマゾンのリンクです。すんません。

確か当時で300円くらいで売れたんじゃなかったかと思います。

今でも、この本を古書組合の市場なんかで見かけると、

「懐かしいな。」

なんて思ってしまう1冊です。

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2015年5月1日金曜日

いろんな意味で運命を変えた1冊

昨日のブログで、この業界に入る際にいろいろな本を読んで勉強した事を記載しましたが、

間違いなく1冊目がこの本。


吉本康永著 大金持ちも驚いた105円という大金 救われたローン人生


私自身、最初から古本屋になろうと思っていたわけではありません。

必要にかられ、本をアマゾンマーケットプレイスで売ることになったのですが、

(そこらへんの詳しい理由については、神奈川県古書組合のブログに記載してありますので、お時間がある方はご覧になってみてください。神奈川県古書組合)

その際に、先人たちのブログをいろいろ拝見いたしました。

その中で特に面白かったブログが、この本の著者、吉本康永さんのブログ

「たそがれ親父のせどりノート」。

(残念ながら、数年前に吉本さんが急に他界してしまい、ブログも更新されずそのままの状態だったのですが、最近閉鎖されてしまい、現在は見られません。)

ブログが面白かったのでいつも拝見していると、ご本人はブログの中であまり宣伝していなかったのですが、この本を出版していること知り、すぐにアマゾンに発注いたしました。

この吉本さん、元予備校教師という肩書ですが、その他にも多数著作があるもの書き。

自分の体験談を面白おかしく紹介していて、最後まで一気に通読。

ブックオフの100円コーナーで、価値があるのに安く売られている本を買ってきて、アマゾンやヤフオクなどで販売する、「せどり」という手法のあれこれを、この本で勉強したような気がします。

古本屋となったいま、せどりすることもなくなりましたが、、この本はいまだに目を通す1冊です。




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