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2015年4月19日日曜日

予習の日

明日が古書組合の入札なので、本日は予習の日。
先週が良書市だった事もあり、今週は少なめの様子。
きっと良品には入札が集中するんだろうと、少しため息。

自分の場合、予習は品物を値踏みするだけが目的ではない。
荷物を持ち込まれている同業の諸先輩が作業している様子や、話を聞くことも立派な予習なのです。

昔の仕入れの手法と現在の手法について。
一般的な古書店の仕入金額と最近のネット専業の場合の買取原価について。
などなど、直に聞かなければわからない事ばかり。
何年も古書店を営まれているかたから話を聞くのは、大変勉強になる。

自分は、建設業からの脱サラ組の古本屋です。
社会経験はその時に得たものが多い。当然ですが・・・・・。
どんな業界も同じだが、経験のない者は経験者の話を聞いて仕事を覚えていく。
しかしながら、自分が若いころの先輩の職人さんは、手取り足取り教えてくれることは皆無。
「勝手に覚えて、わからなければ聞け!」のスタンスだ。
それでもうっとおしがられながら先輩についていって、わからないことを聞いていった若いのだけが仕事を任せてもらえて、お客様にも信頼される職人に育っていく。

経験のある人から情報を吸収しながら一人前になっていく。
「どんな業界もきっと同じだろうな。」
帰り道にそんな事考えておりました。











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